成人アトピー脱ステを始める際の疑問点(経験則)

成人アトピーの私が脱ステ成功した理由を一言でいえば、

ステロイドで皮疹の暴走を食い止め、その間に保湿療法でかゆみと発疹のトリガーを遮断して自然と減薬にもっていったことです。

おかげで不要な遠回りをせずにすみました。

自分が脱ステを試みようとするときに疑問だったことを同じようにわからずにちゅうちょしている人のために紹介したいと思います。

 

( 脱ステのしかた )

脱ステのおおまかな対策は、湿疹を抑えて湿潤療法で外部刺激を極限まで減らします。湿疹の発生が減少すれば修復のスピードが上回るので肌が改善に向かいます。

保湿と並行して、減薬していけば肌が正常なターンオーバーを取り戻すのでそこから脱保湿に移行できます。

脱保湿までできて完全な脱ステの完了です。

( 減薬 )

脱ステというと気持ちの焦りからか、一気にやめる人がいますが、使用期間に限らず1度でもステロイドを使ったなら自分のステロイド(副腎皮質ホルモン)は出にくくなっているので急にやめてはいけません。
(その1回が一日かぎりなら別ですが。。)

リバウンドがなぜ起こるかは、別の回に譲りますが、

急にやめるとリンパ液が吹き出ることがあります。ステロイドによる副腎の疲労があるため、急にやめると湿疹を自分の力で引かせることが出来なくなります。

すでにステロイドを使用中で脱ステを試みるなら、

「湿疹が見た目にでない状態をキープできるようになってからを目安にして」

週に1度、抜いてみます。悪化しなければ3日に1度というように、頻度をあげていきます。

もし2日に1度ぬいても湿疹がさほどでなくなっていたらほぼほぼ大丈夫です。

「もういつ塗ったか、塗らなかったか忘れるくらいになったらあともう一歩です。」

これが自分にだけわかる体からのサインです。

( 乾燥療法と湿潤療法 )

保湿をしたほうがいいのか、しないほうがいいのかということなのですが、

経験上、断じて保湿することをお勧めします。

過去に、「○○ッキリxx」という番組でとある医者がアトピーは逆に乾燥させていじめたほうが治りが早いと言っていました。

赤ちゃんのオムツに使われる吸収剤をおでこにつけて1週間実験し、やらなかった人と比べて状態が改善したという例を紹介したのです。

要は自分で皮脂をだす力をあえて乾燥させることで引き出したということなのですが、

ハッキリいって無謀です。

なぜなら、皮脂ではなく、水分を保持できるようにしなければならないからです。

アトピーの人は角質異常があるため、表皮の下層にある水分をキープできません。

それにより、外的刺激から守ることができないため、かゆみや湿疹が起こるのです。

逆に乾燥させて、皮脂を多量にだすのではなく、表皮を保湿で保護して、水分をキープさせることが、本来の健康な肌の姿です。

乾燥させていじめれば、条件反射で皮脂は出るかもしれませんが、乾燥によって皮膚バリアが破壊されれば、湿疹の悪化を招き逆に多くのリスクを負わなければなりません。

それでも乾燥療法を選びますか?・・・

保湿療法でも保湿剤が合わないという人がいて、この点が課題ですが、答えは簡単で、

「人間の皮膚に近い成分を使用する」

ことです。

ここは西洋医学では限界で、自然界に目を向けると、皮膚に極力類似した刺激のない天然成分が存在します。

この成分を基剤にした唯一、実績豊富なローションがあります。

私が実際に使用して改善した例がこれです。

5日で治り始めた保湿液

( ステロイド使用の是非 )

ステロイドは一切使わないということについては触れません。

脱ステということが目的のため、ステロイドの使用経験があるところから対策することが前提のためです。

ただし、ステロイドが安全かどうかという点でいえば危険性は高いです。

私はステロイドによる副作用は身をもって経験しています。

知っているか知らないままでいるかでは雲泥の差です。

「ステロイドの怖すぎる事実」として別途トピックをもうけました。

使わずに改善を望む人は最低限おさえておきたいところです。

( 憎悪の時期を乗り越える )

アトピーには湿疹が暴走する時期と、収まっていく時期があります。ひどい時期が憎悪期、比較的落ち着くのが慢性期という言葉で表現したりします。

憎悪期は何をやってもダメでした。ステロイドをまめに塗っても次から次へとでてきて、留まることを知らないマグマのようでした。

効果を実感できたのは、抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤です。内服のみ、医者に頼って正解だったと思います。

湿疹憎悪のときは、何をやってもイマイチ改善しないので、不安が募りますが、アトピーにも季節と同じように天気の悪い時期と、良い時期があることを念頭に置くことが大切です。

わかっているだけでも平静を保てます。

湿疹の発生が多いときは、内服も取り入れるとよりかゆみを抑えられるので有効です。憎悪期を過ぎれば、湿疹とかゆみの発作が驚くほど減っているのを実感するはずです。

当時は自覚できませんでしたが、成人アトピーの憎悪期は上の対処でいけば、1年ほどでおさまります。

( 脱ステ中リンパ液がふき出てきたら? )

脱ステ中に、どんなに頑張っていても悪化してリンパ液がでてしまうこともあります。

私はアトピー発症の夜、例えようのないかゆみと掻破行為でたった一晩で水ほう状の湿疹とリンパ液がふき出ました。

そのとき、本能で動いたのでしょう。

洗ってはいけないととっさに思い、3日間、洗面器にぬるめのお湯を入れて顔にかける程度にしました。

石鹸などは一切使わずにです。

その時は、皮膚科で成人アトピーと診断を受ける前でしたので当然ステロイドは使っていません。

たったぬるめのお湯で流すようにしただけで本来の油分がフタとなり自然とリンパ液が止まりました。

自分でも肌が何にも頼らずに自分の力で
修復していくのがわかりました。

ここに脱ステ成功した教訓があります。それは余分な皮脂は落とすけど、必要な皮脂は残すことです。

まったく洗わないのは感染症のリスクがあがりますので、お湯をかける程度にして、こすらず、何もつけずで対処することが望ましいです。

自分の角質層を自分の皮脂でコーティングしていくことで皮膚の生まれ変わりが正常になっていきます。

そうすることで、リンパ液もでなくなっていきます。

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