アトピーは一生治らない病気というのは本当か

アトピーが治らないとか完治できるとか
議論がなされますが、むずかしく考えると深みにはまります。

 

成人アトピーになって今ではステロイドも
抗アレルギー薬も飲まない状態までになりましたが、

結論からいうと、アトピーは治らないけど
健康だったときの肌を取り戻してキープすることは十分可能です。

 

(アトピーが治らない理由は何か)

じゃあ、アトピーが治らないというのはなぜ?
になるんですが、

単純に一言で言い表せます。

それは、

「アレルゲンに対して
抗体ができてしまうからです」

アトピーは、健康な人の体では通常、異物とみなさないものを
外部からの侵入物として認識し、外に追い出そうとします。

これがアトピー湿疹をひきおこす、アレルギー反応。

要するに、自分の体内で自分を攻撃してしまうのです。

この攻撃して外に追い出そうとする物質が「抗体」です。

Igという言葉をみかけることがあると思いますが、それです。

仮に、セーターや洗剤などの化学物質による刺激を
アレルゲンとして記憶し、抗体ができてからは
同じ刺激がある度に、抗体が反応して攻撃するという仕組みができあがってしまうのです。

ステロイドの治療時期を乗り越えて
脱ステを成功し、保湿ケアできれいな状態になった人もいますが、
この抗体があるかぎり、アトピー湿疹を引き起こすメカニズムはなくなりません。

過度なストレスや、職場の過労、
夜勤や日勤などの乱れた勤怠によって、自律神経がやられたりすると
抗体による過剰反応がますます高まります。

「じゃあ、一生付き合わなければいけないの?」
「アトピーは治らないからあきらめるしかないの?」

となってしまうんですが、落胆する必要はありません。

アトピーには急性期と慢性期があります。

アトピーの急性期はとくに、湿疹が強く急速に発生するので
外用と内服で悪化を食い止める時期として対処することが大事です。

私はこの時期がとにかく苦しかったです。

こんなかゆみに毎日、四六時中耐えなければならないなんて
気が狂いそうだ。何も集中できないじゃないか。

こんな風に自問自答して発狂しそうなことが何度もありました。

治らないなら「死んでやる」なんてうつ状態にもなりました。

(その間については割愛)

しかし、急性期を過ぎると、減薬もできるし、
保湿だけでもしのげる日が作れるようになってきます。

保湿も怠けたり、忘れたりすることがありましたが、
これがいい傾向で、

それでも状態が悪化しなくなれば、慢性期に移った時期と判断できます。

よく年をとれば、アトピーは治ってしまうなんていう書込みを
見かけたりしますが、慢性期に移って、免疫の過剰反応も
収まってくることから、そう言われるのも十分正しいです。

アトピーが治らないというのは、「抗体」ができるために
本来アレルギーを起さないアレルゲンに対して過剰な免疫反応を起す
仕組みができてしまうからです。

治るか治らないかでいえば、アトピー特有の過剰反応は治らないけど
他のアレルゲンが増えなければ、加齢と共に落ち着きます。

見た目における皮疹状態は、治る(治せる)といえます。

はしばしに、補足の言葉が足らない部分もありますが、
できるだけわかりやすいように端的に述べました。

アトピはの治らないものかについて、
成人アトピーを克服した私の結論です。

 

ただし、急性期のステロイド使用については
誰もが症状緩和のために、一時的であっても安易に使用することは
注意が必要です。

ここが好転するかさらに悪化して難治するか、
医者が口にしない本当の分かれ道だからです。

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